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14歳の栞のmareのレビュー・感想・評価

14歳の栞(2021年製作の映画)
3.0
13でも15でもなくこの14という数字が思春期のど真ん中を射抜く。ただ楽しくやりたい者、自己肯定感の所在に答えを出せない者、考えないことで自分を保とうとしている者、一つの教室の中に沈殿し混ざり合った喜怒哀楽。自分とは生まれた時代も違うし、やはりコロナ以前以後で過ごし方も違えば、価値観も大きく違う。自分はこの年齢の倍も生きているのかと時の流れを感じずにはいられない。この年齢で感じたことは細かくは覚えてはいないし、思考は流動的なものなので、一つだけ言えるとすれば大人になるにつれて思考することへの余白が広がっていくということなのかも。
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