Yu

偶然と想像のYuのレビュー・感想・評価

偶然と想像(2021年製作の映画)
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Fan's Voiceさんのオンライン試写会にて鑑賞しました。
3つの独立した短編からなる濱口監督の最新作。ベルリン国際映画祭で銀熊賞。

『偶然について考えることは、存在した世界と存在しなかった世界の両方を想像すること』というテーマで描かれた3つの物語。
どれも感情を揺さぶってくる“偶然”と、“想像”で、対話の力の面白さを感じました。

1つ目の物語が、個人的には1番親近感があって、すきでした。ちょっとあり得そうな世界観なのがまた、キツくて良いですね。
淡々と紡がれる会話の応酬が、不思議とクセになります。
演技指導のもと、わざと無表情な演技をみんなしているんだろうけど、意図が気になります。

芸術としての官能の混ぜ込み方が、村上春樹だなあと漠然と思いました。
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