Fan's Voiceさんのオンライン試写会にて鑑賞しました。
3つの独立した短編からなる濱口監督の最新作。ベルリン国際映画祭で銀熊賞。
『偶然について考えることは、存在した世界と存在しなかった世界の両方を想像すること』というテーマで描かれた3つの物語。
どれも感情を揺さぶってくる“偶然”と、“想像”で、対話の力の面白さを感じました。
1つ目の物語が、個人的には1番親近感があって、すきでした。ちょっとあり得そうな世界観なのがまた、キツくて良いですね。
淡々と紡がれる会話の応酬が、不思議とクセになります。
演技指導のもと、わざと無表情な演技をみんなしているんだろうけど、意図が気になります。
芸術としての官能の混ぜ込み方が、村上春樹だなあと漠然と思いました。