空海花

コンティニューの空海花のレビュー・感想・評価

コンティニュー(2021年製作の映画)
3.7
フランク・グリロ主演・製作。
『スカイライン』でフランク・グリロのファンになり、
元妻がナオミ・ワッツ、敵ボスがメル・ギブソンとあってはつまらなくても楽しめる自信あるかも(笑)
監督は『特攻野郎Aチーム』のジョー・カーナハン。

タイムループ×アクションだが
邦題『コンティニュー』原題“Boss Level”ゲームになぞらえてあるので
そう思っちゃった方が楽しめるかも?
本作は1度企画が流れてしまったらしく、
元の原題が“Continue”

元デルタフォース特殊部隊員のロイ(フランク・グリロ)は、ある朝目覚めた瞬間、謎の殺し屋に襲撃を受ける。
殺されて、またその朝のループ。
殺し屋は複数なので、撃たれたり、刺されたり、潰れたり…
何度もグリロの頭が吹っ飛ぶ(笑)
それでもループを繰り返すことで、
元特殊部隊の彼は少しずつ前に進めるようになっていく。
ゲームのように難解部分で行き詰まったり
たまにわかっていても失敗するのが愛嬌(笑)

ナオミ・ワッツは科学者で
ある計画の責任者である、軍属科学者メル・ギブソンの元で働いている。
この計画の謎をつかみ、ナオミ・ワッツは監視されつつも秘密裡にある試みに望みを託す。

『パーム・スプリングス』でもタイムループし過ぎて、変な境地になっていたが
こちらはなかなかハード。
だが、突破口を見つけてからの爽快感や
交錯の仕方や変化
緩急があって楽しい。

フランク・グリロは“DIEジェスト”の他
泥酔したり、デレデレしたり
リベンジきめまくったり、息子LOVEになったり、シリアスになったり…
色々なグリロがどアップで堪能できて、結構幸せ(笑)

息子くん(リオ・グリロ)が
’80年代ゲーム大好き。
オマージュもちりばめられ
グリロの波動拳、WINポーズも拝めます(笑)
本物の親子なのかな?

途中からのレベルアップは
『パーム・スプリングス』を思い出す。
ミシェル・ヨー姐さんが活きる!
特別出演枠みたいな感じだが
このおさえ方嫌いじゃない(笑)

ボスキャラ、メル・ギブソンとの対決は一瞬おお!とはなるものの…あまりない😢
セリーナ・ローの観音が実質中ボス。
メル・ギブソンに“刀”の切れ味を褒められて
「刀は日本刀のこと、これは中国の剣」
というのを
メルに、「あぁそういうのいいから」みたいに遮られるのがツボった。

ナオミ・ワッツも出番は少ないけれど
重要キャラ。
それにしてもやはり麗しい…
この(元)夫婦、50overって神ってる。

オーケストラ+打ち込み音の劇伴に
懐かしい楽曲も。
ボストンの「Foreplay / Long Time」
『明日に向って撃て!』の「自由への道」…etc.

タイムループによる時空の歪みの代償と
結末。
『グリーンランド』も少し似たところあるけれど、これはちょっと投げたかな(笑)
でもストーリーはそんなにツッコむタイプでもないかと。
私はグリロに満たされて、鑑賞後の満足感高め♥(笑)


2021レビュー#117
2021鑑賞No.220/劇場鑑賞#25


ちょいバイオレンス。PG12⚠️
空海花

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