かなりハードル上げて観に行ったのに、良すぎて衝撃受けた。
めちゃめちゃ面白いしクオリティ高くないか！？
まずアニメーションめちゃくちゃいい。
いい意味ですごく計算高さを感じる、細かいこだわりが垣間見られる映画で、言いたいことやりたいことたくさんある情熱的な作り手たちなんだろうな、というのが伝わってきて最高だった。
鬼太郎なのに全年齢対象じゃないのか、と思ってたら、そういうことか。
年齢制限掛かってでも描きたい内容だな、と納得。
鑑賞後に血みどろメインビジュアル観ると、あぁ…となった。
水木はやはり昭和的価値観と令和的価値観の塩梅のバランスかなり練られた人物造りで絶妙だった。
激やばレベルのロクでなしがボンボン出てくるので霞むけど、水木もわりと碌でもないところ多いんだよ、というかドライだし冷淡なとこあるというかね、今の価値観で見ているからってのも大いにあるけれど。
でもそれは、常に不条理な死が隣り合わせの戦争を経験していた人物だからだと思うとごく自然だし、キャラ作りの説得力がしっかりあるかんじがよかった。
ちゃんと「ゲゲゲの謎」の副題に恥じぬ内容であった。
