ののな

エンドロールのつづきのののなのネタバレレビュー・内容・結末

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!所々出来すぎでしょって思って観てたら、私が出来すぎだと思った箇所は皆実話だった!!!!
実話って言われちゃうともう何も言えないです👍👍👍👍

一人の少年の一途な情熱がきっかけで、ここまで大きなことを成し遂げて、自分だけでなく沢山の人間を成長させていくなんてすごすぎる✨

主人公のチャイ売りの描写はもちろん、母親が髪にオイル塗るところとか女同士でめかしているところとか、何気なく挿入される日常の描写、何と言ってもお料理の描写がめっちゃいいスパイスになってて魅力的だった!

廃業寸前の困窮家庭という設定にしては出てくるお料理が具材たっぷりで美味しそうで、料理の描写も凝ってて良かった✨期間限定で本映画のコラボメニューを提供しているインド料理屋さん「ムンバイ」に行って劇中に登場したあのお料理もいただきました♪


裕福なバラモン階級だったが人の良さから兄弟に財産を騙し取られチャイ売りに転落し、更に公用語とされる英語が分からなくて公的な通知も分からず、時代の変革に伴って廃業に追い込まれてしまうお父さん、デジタル化により同じく職を追われてしまったファザル、学校の先生の「この国には英語ができる者とできない者との二身分がある」という言葉の重みを感じる。

サマイ少年の輝く眼差しやポジティブさが無かったら悲しい気分が勝ってしまいそうな現実が端々に示される中で、鑑賞後の気持ちは温かく幸せなものだった😌
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