花とみつばち

愛すれど哀しくの花とみつばちのレビュー・感想・評価

愛すれど哀しく(1971年製作の映画)
4.0
内容的にB級作品になりがちだけれど、そんな作品とは一線を画すできあがりだと思う。
貧困故に、男性に寄りかかってしか生きて行けない女性ベルダ。
全く働こうとしない愛するブブに街に立つように強要されるが嫌だと言えない。
棄てられない為に一生をブブの為に捧げてしまう。それだけでは無く、やがて病魔にも脅かされて…
この儚い主人公を演じるオッタヴィア・ピッコロ。たしかこの女優さん、アラン・ドロンの作品で見たことがあるが、あまり知らない。でもこの役は彼女の嵌まり役かと!童顔と柔らかな髪がとってもかわいくて品がある。この品と重なり、映像一つ一つがまるで絵画の様に美しい。
オープンニングとエンディング曲「殺意の夏」と同曲じゃないかな?
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