イベリー子豚

シー・イズ・オーシャンのイベリー子豚のレビュー・感想・評価

シー・イズ・オーシャン(2019年製作の映画)
3.6
ドキュメンタリーよりも
プロモーション映像ですかね。
自然・海・女性への多大なリスペクト。

海を舞台に活躍する9人の女性を
15歳のサーフィン少女の成長を軸に
街でのライフスタイルと各々の歴史も合わせて
「画で魅せる」感じ。

音楽の選曲もなんとも好み。

そして圧巻の「海」。
飛沫の粒子まで鮮明に輝く映像美は幻想的芸術。
息をのむスーパースローの連続は
生命力そのものでした。

1人辺りのパートがコンパクトなのも
観やすくてイイですね。


「海はキレイだ大きいな!」で終わらず
海難(死亡)事故の他に
プラスチックごみ、汚染、乱獲、など現代社会が
取り組まなければならない問題提示まで。
SDGsへの大切さも訴えられてます。

それにしても
『ナナウエ』以後はサメも可愛く見えますね。

個人的に好きだったセリフは
「タイタニックは深さ4kmに沈んでる。
そこまで行った人間は3人だけ。
月は12人も歩いてるのよ」です。