「まじめにいきてもプラマイゼロ」
ユダヤ人コミュニティーでまじめに育った物理学の教授ラリーに災難なことが降りかかるよというお話。
もともとコーエン兄弟の作品は、わたしと馬が合わないんですけども、手腕はしっかりと認めてましてネ。
この作品は特にコーエンらしいブラックなコメディですけども、そんなには悪い居心地ではないんですヨ。
ただ、やっぱりそうなるかといいますか。
おわってみれば、とてもコーエンらしいお味のするストーリーでゴザイマシタ。
キャストで言えば、主役のマイケル・スタールバーグはシリアスなマンを演じているわけなんですが、お顔がホアキン・フェニックスとそっくりでして。
ナタリーポートマンとキーラ・ナイトレイ。
テリーサ・パーマーとクリステン・スチュワート。
おすぎとピーコ。
そっくりな人はたくさんいるけれども、みんなちがってみんないいね。
まじめにいきてもふまじめにいきても、訪れる不幸の数はかわらないかもしれないけど、どのようにいきたいかが大事だったりするのかしら。