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裁かるゝジャンヌのstのレビュー・感想・評価

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)
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クローズアップの美学とはこの事か。ひたすらにほくそ笑む審問官とひたすらに啜り泣くルネ・ファルコッティ。宗教裁判における非対称性をカメラポジの上下で表現してるのか、煽り・(目高・)俯瞰を使い分ける。火炙りの中に立ち現れるあの黒い顔の影にゾッとするし、鮮烈なラストシーンの強度によってこの作品が支えられているとさえ感じた。
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