健一

ギャング・オブ・アメリカの健一のレビュー・感想・評価

ギャング・オブ・アメリカ(2021年製作の映画)
3.0
「レザボア・ドックス」から始まり
「バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト」
「クロッカーズ」
「ユリシーズの瞳」
「スモーク」
「ブルー・イン・ザ・フェイス」
「バッドデイズ」
「グレイスランド」
「ルル・オン・ザ・ブリッジ」と。
90年代はハーヴェイ・カイテルの『主演作』を劇場で観まくっていた。
(『助演作』も多数観てました😅。)
そんなハーヴェイ・カイテルの単独主演作を劇場で鑑賞するのはなんと21年ぶり。
ストリーミングやDVDスルーなど劇場公開が危ぶまれる昨今で、よくこんな 小さな作品 が劇場公開されたな、と感心する。
と思ったら。😵
ユニバーサル・ピクチャーズのマークが出て来てビックリ!
全然小さな作品ではなかったようです。😅

マイヤー・ランスキー。
禁酒法時代から戦後まで アメリカ🇺🇸の暗黒街を牛耳っていた『ビジネスマン』にして伝説のギャング。
表舞台から去り 晩年のランスキーに作家のストーンが伝記本の執筆のためインタビューを試みる。
そこで語られた 驚愕の真実とは・・・

原題は彼の名をとって「Lansky」。
ウォーレン・ビーティの「バグジー」
トム・ハーディの「カポネ」と
伝説のギャングを描いて来た作品があるのだから 本作も「ランスキー」でいいのに。
なんで「ギャング・オブ・アメリカ」?
ちょっと作品の内容と邦題が合っていない。
とは言え
スケール的にはとても小さな作品だが 編集も上手く良くできている作品。
カイテル演じる『現代パート』とギャング王の若き日々が描かれる『過去のパート』のバランスが取れていて飽きる事なく見入ってしまう。
特に『過去のパート』で描かれる 友情、殺し、裏切り、成功。
いかにして ギャング王になっていったのかをスリリングに見せてくれる。
まさに『アメリカの闇』を垣間見たようだった。

ハーヴェイ・カイテルの圧倒的存在感は言うことなし。
これまた久々「アバター」のサム・ワーシントンも大先輩(カイテル)に食らい付いて好演してはいたが、いかんせん存在感は薄し。
一番驚いたのは若き日のランスキーの妻を演じた女優がアナソフィア・ロブ!
あの「チャーリーとチョコレート工場」のあの小さな女の子がこんなに大きくなってたなんて!ビックリ‼️

「ゴッドファーザー」などギャング物が好きな方にはちょっと物足りない作品なのかも。
アル・カポネ、バグジー・シーゲル、ラッキー・ルチアーノなど実在のギャングたちに興味がある方々には興味津々な作品のハズです。😅


2022年 2月7日 13:20〜
グランドシネマサンシャイン池袋screen 7
💺79席
客入り 20〜25人。

超久しぶりに 真っ昼間 に映画鑑賞。
そこそこお客さんが入っていてビックリ。
みんなハーヴェイ・カイテル ファン。
だよね? 😅
健一

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