くう

殺人鬼から逃げる夜のくうのレビュー・感想・評価

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)
3.0
警察バカか?バカなのか?!で安定の韓国スリラー。緊張感と恐怖の持続、さすが素晴らしい…

本当にイライラハラハラさせられる。

耳が聞こえないせいで隠れている時に自分がどれだけの物音を立てているか分からず、喋れないせいで周りに信じてもらえない。設定が絶妙。

一方でクライマックスに涙させようとしたのか間延び感。あの辺から突っ込みどころだらけになっていくのも何だかな。

ハンディを持つ主人公親子という視点はとても良かったけれど、社会に訴えるほどの説得力はなく、ちょっともったいない。

他のユーザーの感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

これはちょっとひどい💦

(いつもコメント下さる方々へ)
これはレビューとはいえない超独り言&超ネタバレなので、今回はスルーしてもらって全然大丈夫です🙇‍♀️🙇‍♀️💦
勝手ですみません🙇‍♂️

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今年、映画館で観た韓国映画(25作品)の中でぶっちぎりの最下位の作品。
というか、今まで映画館で観た韓国映画の中でもダントツ。
他のクオリティが高いから、こういうのが浮いてるように感じる。

でも、まさかの世間の評価は高め??

え、どゆこと!?😂
(つまり自分がズレている…?🥲)

しかも、ミニシアターだけじゃなくてTOHOシネマズで上映されてたのもびっくり💦
もっともっともっと!いい韓国映画はたくさんあるのに、なんでこれがTOHOで上映されてるの!?😂

作品のチョイスも、平均スコアも個人的には全く納得はいっていない🥲

映画の内容的には、耳の聴こえない女性が、殺人鬼の男に狙われて一晩中、追い回される話だが…

ツッコミどころってやつが多すぎて、全然ハマれなかった。
流石に無視できないレベル😅

しかも、1歩間違えれば、耳が不自由な方のことを軽視してるともとれない微妙な感じだったのも、少し引っかかった。

スコア低いけど、感想はめちゃくちゃ書ける気がしてならない今作。
でも、感想よりも、気になった点を思い出せる範囲で記録だけ✍️


↓↓↓


・お母さんと一緒に車に乗っていたのに、駐車してくると言って、同じく耳の聴こえないお母さんを怖い道に置き去りにする主人公。
→ずっと一緒にいたらいいやん😂

・駐車場が薄暗すぎる。車がたくさん停まっているのに人が1人もいない。怖い通路の電気が消えそう。
→色々なんで😂

・殺人鬼から逃げ出して、さっきの人のいない薄暗い駐車場に逃げ込む主人公。
→なんでよ😂

・駐車場で隠れるのかと思いきや、音を立てまくって犯人に居場所がモロバレの主人公。
→何故、爆音を立てる😂

・自分の車に乗り込んだと思いきや、母親にそこから動くなと電話する主人公。電話を切ったら後部座席にすでに犯人が乗ってる。
→なんでよ😂

・まさかの急発進からのアクセル全開&急ブレーキで吹っ飛ぶ犯人さん
→コントですか😂

・マスクとメガネを外し、スーツに着替えただけなのに、犯人に全く気づかない主人公。
→さっきまであなたを殺そうとしていた人ですよ!?😂

・警察署で、犯人に自分の本名と住所を普通にバラす主人公。
→もう好きにしてくれ。

・犯人に妹を拉致られた、もう一人の被害者であるお兄ちゃんと犯人が死闘を繰り広げる。
→ここ警察署ですよ!?

・お兄ちゃんが優勢になりナイフを持っていた姿を見た警察が、犯人ではなくお兄ちゃんに電気の銃🔫を喰らわせて気絶させる。
→さ、さすが韓国警察😨!

・警察署の外で怯える主人公と母親。
→被害者のお兄ちゃんの誤解を解くか、逃げるかどっちかしたら…

・お兄ちゃんを気絶させ、犯人にタバコをあげて逃がす警察。
→こ、これぞ韓国警察😆!

・お兄ちゃんの誤解が解かれ、ペコペコ謝る警察。
→いや、まず犯人追ってよ!?😂

・そのまま帰宅する主人公と母親。
→今晩は警察署にいたらどうですか!?

・真夜中に激しく叩かれる玄関…。
犯人かと思いきや、母親の連れ。
→真夜中にそんな奴くるかーい😅!

・殺されかけた娘を一人にし、友達とどっか行く母親。
→今夜だけは絶対にそばにいてあげて!?😂

・わずか3秒ぐらいでドアから侵入する犯人。
→そんな簡単な鍵なの!?😂

・真後ろから主人公のスマホを覗く犯人。
→全集中して気配を察知して😭
いや、てか、気づくやろ(OдO`)!

・主人公の部屋のドアを斧で破壊し、隙間から顔を出す犯人。
→シャイニングー!!🪓

・2階から飛び降り、靴も履かずに必死に走って逃げる主人公。
→犯人より確実に足が速い🏃‍♂️✨

・ひたすら走る主人公
→この街に人は誰も住んでいないようだ…

・そして行き止まり
→家の周辺は把握しておこうね!?😂

・追い詰められた主人公の前に現れたのは、犯人に妹を拉致られた先程のお兄ちゃん。
→何故かお兄ちゃんキタ━(゚∀゚)━!

・犯人の口車に乗せられ、主人公を見捨てて、妹の場所(嘘の情報)に直行するお兄ちゃん
→お兄ちゃんが薄情すぎる😭いや、ピュアすぎる😂

・隙をみて逃げ出した主人公は大通りへ。
→急にありえないぐらいの交通量。ひとつ路地をはいれば誰も住んでねぇのに。
どうやら世界線が変わったようだ…

・さらに打って変わってありえないぐらいの人の多さ。
→え?今は夜中じゃないの?😂全部24時間営業?
どうやらタイムスリップしたようだ…

・犯人から隠れている主人公を担ぎあげ、犯人の足元に運んでくる軍人男×3
→これが一番ひどい。怯えてるのがわからんのか😨
絶対にお前らに国は託せねぇ😂

・路地裏に追い詰めれていよいよヤバい主人公
→怪しすぎるし、誰か助けてあげて😂

・そこに突如、犯人の真後ろに現れるのはやっぱりお兄ちゃん🥺
→お兄ちゃんワープしてキタ━(゚∀゚)━!

・犯人と格闘の末、勝利するお兄ちゃん🥺
→トドメは刺した!?ちゃんと確認した!?

・やっぱり復活した犯人に不意打ちを喰らい、重傷のお兄ちゃん
→言わんこっちゃねぇ😂💦

・自分で自分を刺すという手段で犯人に対抗する主人公
→それをやったら死んじゃうよ😂!?

・ようやく駆けつける韓国警察
→お、遅ぇ😂

・ナイフを振り上げた瞬間に、速攻実弾を発砲しまくる韓国警察
→いや、今こそさっきの電気の🔫やつだろ!😂

・すでに重傷の犯人に何発も至近距離で発砲する韓国警察たち
→あんたら何してんの!?😂
周りは一般人だらけなんですけど😂

・エピローグ
→主人公ピンピンしとるΣ(゚д゚;)

・エンドロール
→何故か笑いが込み上げてきました。


感想として…

これが”コメディ映画”というのならスコアは3.5ぐらいだった。
だけど、そんな雰囲気は全くなく、主人公を耳が不自由な設定にしてまで、完全にシリアススリラー感を出そうとしていてこれはひどい…😓
いかに、いつも観ている韓国映画のクオリティが高いのかということが再確認できた。


万が一、ここまで読んでくださった方…
すみませんでした🙇‍♂️💦
Eri

Eriの感想・評価

3.7
こういうワンアイデアで面白くしよう!みたいな気概を感じる映画は大体好きなんだけど、これもなかなか面白かった!

まあね、そりゃ流石に警察無能すぎんだろとか、色々あるんだけど。
それを差し引いても面白かった、という感想。

まず、聴覚障がいが生まれた時からある、とはどういうことか?というのをめちゃテンポ良く見せてくれる冒頭がとても良かった。
音に頼れないが故の危険とか、それを補うための工夫とかが、テンポ良く紹介されるのがまず良いでしょ。

あと、主人公についてもどんな子か、わかりやすい導入だった。
主人公は、世間一般の基準で考えても、めちゃめちゃ他人を思いやれるいい子だし、頭がいいし、クソ野郎にはやり返してやろうという反骨心も程よく持ってるんだけど、障がいがあるってだけで、なんか舐められてる。
で、さらにそれに拍車をかけてるのが、女だってこと。謎に飲み会でお酌と笑顔を振りまく役をさせられて、しかもクッッソしょうもない下ネタ(どうせ聞こえてないから)をゲラゲラ話されてるシーンとか、マジキモ。

この、障がいがあって、かつ、若い女の子っていうのが彼女がサバイブする上でめちゃめちゃ大きな障壁になってくるのが、全編通して、徹底的に描かれ続けるのが、なかなか良くできてるところかなと。

そういう女の子は庇護されるべき存在で、立派なスーツをきたイケメンお兄さんは、(中身がどんなにヤバいやつだろうと)守ってくれるに違いないって、ぱっと見で信用されちゃうから、他人を頼れない、っていうのが新しい怖さだった。

モブの登場人物が、みんなアホに見えちゃうくらい、あまりに簡単に犯人に騙されるので、多分それが映画としての荒さだって感じる人もいるんだとは思います。
が、私はこれが現実かなって思った。多分みんな、それくらい無条件に人をラベリングして、態度を変えてるよね。

でも、主人公は、耳が聞こえない以外は、足もめちゃくちゃ速いし体力もめちゃあるし(笑)、割と能力的にはチートなので、そう簡単には死なないだろうなて感じが…まあそれはご愛嬌かな。

なんか色々フラストレーション溜まったところで、最後対峙するシーンで、絶対これやって欲しい!って言うハンドサインをしてくれるので、胸の中で拍手喝采したよ。

あとはビジュアルもね、結構好きでした。
なんか危ないことが起きる時は赤で、犯人が初めて二面性を見せたあとは、サイレンで赤と青が交互に照らして、みたいな演出はやっぱかっこいいよね。
車の中のライティングがピンク?紫みたいな色ですごい異質感ある感じも気持ち悪くて良かったですね。
PARPAR8266

PARPAR8266の感想・評価

3.9
この手の作品って予告が全てなんじゃないかな?なんて思っていたけど、予告より遥かに何倍も面白かった。
まず、犯人役のウィ・ハジュン。サイコ過ぎるし、達者だし、変態だし、最高。お芝居上手すぎ。マジで韓国の俳優さん、演技力高すぎる。
主人公ギョンミ役のチン・ギジュもそう。
本当に達者で、チャーミングで、めちゃくちゃ泣かされた。
大きすぎる障害ゆえの立ち向かう無謀さ、絶望感からくる恐怖心、惨すぎて涙出る。

あの悲痛な叫び。凄かった。

エンタメとしてスリリングで面白いんだけど、それ以上に主演2人の演技力が光る作品で、やられました。素晴らしかった。
結局最後までハラハラして見てたし、活劇としてじゅうぶん楽しめるけど、色々モヤモヤはある。

登場人物が錯綜する中盤までは上手いなーと思ったけどそれ以降は「スマホもっと活用できるだろ(終始思った)」とか「またこの切り抜け方?」とか「夜中のはずだけどこんなに賑わってんだ」とか「街中で騒げば誰か録画するだろ」とか、色々頭をよぎる。

最後はなるほどそうきたかと感心はしたけど、せっかくここまで不自由を見せたんだから、障碍を逆手に取った痛快さを見せて欲しかった。
サスペンス映画の登場人物には学習能力を持たせちゃいけない、当事者以外は全て書き割りである、という法律でもあるのかしらと思ってしまいましたよね、と。
最近の韓国映画良いねー!!
この作品は是非、
無音の部屋で良い音質で観てください!

音が重要なスリラー映画です!

主人公のギョンミは聴覚に障害があり
無音の世界で殺人鬼に80分間追われる映画です

ギョンミ視点の音の聞こえない視点と
殺人鬼、他登場人物の音の聞こえる視点での
両視点がいい具合に切り替えられていて、
終始ドキドキです。

新しい切り口の逃走サイレントスリラー爆誕!


ギョンミが可愛いデス。


殺人鬼役の人、めちゃくちゃハマり役
(星野源さんに似ていて、たまに集中できない笑)
KEED

KEEDの感想・評価

2.5

 その靴を拾ったらお前も殺す…


 サイコから逃げ惑う終始ヒヤヒヤさせられるスリラー系。ドアに開いた穴から顔を覗かせるシーンがシャイニングを彷彿とさせる感じがしてお気に入りです

 近年の韓国映画の盛り上がりと、フィルマークスの平均3.6と言う、割と高めな評価に期待し鑑賞してみた
 しかし実際に見てみるとすごく単調であり、登場人物たちの言動がおかしくて中々感情移入ができない…
 多少の矛盾は無視するタイプの私ですが、あまりにもリアルに欠けすぎて…ツレの反対を押し切ってでもエターナルズを見るべきだったなと…

 しかしながら、自分自身、仕事やプライベートにおいて聴覚障害者に限らず、さまざまなハンディを抱えている方に寄り添った対応ができているかと考えさせられるシーンが多く、その点のメッセージ性はとてもよかった

 
『殺人鬼から逃げる夜』っていうタイトルの時点でもう僕が好きなやつだっていうのは確定してたので期待して観に行ったけど、ちゃんと期待通り面白くてめっちゃ満足!
もう、ひたすらタイトル通り殺人鬼から逃げまくってるから終始ハラハラドキドキできて超楽しかった!こういうスリラーものに変な捻りはいらないんだよね。こういうのが僕は観たいんだ!っていう久々にストレートなスリラーが観れて良かったー!
あと殺人鬼さん結構イケメンだよねw
カナ

カナの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます


警察が無能
自衛隊が無能
自分や自分の家族に対して以外に無能な街の人々

一番の有能はシンバル鳴らす置物かもしれない、、

ハラハラ感は楽しかったし
キャスト演技素晴らしいし
韓国の路地裏感おもしろかった
けど
イライラ箇所も否めない…
つっこんだり舌打ちしてたかもしれない…
頭抱えるレベルでバカが多い

でも無事でよかったから
ま、いっか!ってなる

このレビューはネタバレを含みます

楽しみにしてたやつー!

殺人鬼が人殺すシーンは
直接的には映らないし
グロいシーンはないから
苦手な人も楽しめそう。

みんなドジというか(笑)
主人公の女の子も耳が聞こえない分
他の感覚が優れてるのかと思ったら
そんな事もないし、
お母さんの方が勘はいい(笑)

妹選んで見捨てるお兄ちゃんも最低だし
よく最後仲良くなれたな、、!!

走るの早くて観てて気持ち良かった!

ウィ・ハジュンはイケメンでした。
イカゲームのイメージあるけど
こっちの方が好き。

最後、中指立ててくれ〜と思ったら
しっかり立ててくれたから満足です!
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