磨

TANG タングの磨のレビュー・感想・評価

TANG タング(2022年製作の映画)
3.2
デボラ・インストールが2015年に上梓した「ロボット・イン・ザ・ガーデン」をベースに、二宮和也主演で実写映画化した人間とロボットによるハートウォーミングな物語。

映像集団「白組」がVFXを担当した様々なロボットの映像や、近未来の日本(深圳)の映像はなかなか楽しい。
チョコチョコ動くTANGの可愛い姿など、映像を眺めているだけでも癒やされる作品だと思う。

ただし、内容の薄さもかなりのモノで、純粋に映画を楽しもうとすると肩透かしを食らうと思う(ある程度予想しててもビックリするレベルかと)
子供向けと割り切ればいいんだけど、そのわりにはテンポも悪く冗長。TANG可愛いなぁと思ってた中盤までは良かったけど、新鮮味がなくなった後半は思いっきり飽きてた…。もはやニノファン以外の誰に納得して頂けるのか悩ましい(笑)

監督は「今夜、この世界から恋が消えても」の評価も上々の三木孝浩。同作が良かったので(それなりに)期待したものの、やはり恋愛映画を得意としている三木監督だけに今作の不発も仕方ない…か。
こうなると今夏最後の一本、「アキラとあきら」もジャンル的には期待できないかも??
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