きりん

モガディシュ 脱出までの14日間のきりんのレビュー・感想・評価

4.0
1990年。国連加盟を目指す韓国大使と北朝鮮大使が投票権を持つソマリアの首都モガディシュで奔走していた。そんな中 反乱軍による内戦が激化し両国大使館員たちが脱出を試みる話🇰🇷🇰🇵実話に基づく。


最近のこと(とは言っても32年前の事だけど💦)なのに相変わらず歴史に疎い私は知らない出来事でした😅
国連加盟のためロビー活動に勤しむ両国のきたないことよw 現在もなお交わることが出来ない両国の関係性が垣間見える。

内戦が激化してからの緊張感が半端ない。子供だって銃を握りドンパチする不安定な情勢にただただ逃げるしかない。

北朝鮮が韓国に助けを求めるシーン、また同じテーブルで食事をするシーンがとても印象的だった。楽しいはずの食事ですら毒が入ってないか確かめないと手をつけられないという緊張感。お互いを牽制し見張るような行為は苦しくなる。元々同じ民族なのに。そんな彼らが協力していく姿を見ると個々には手を取り合うことができるんだよなぁと🥺

外交官にだって容赦なく向けられる銃口。カーチェイスはとんでもなくエンタメに寄せていたと思うけど激しい描写は見応えありました。ただここだけなんかマッドマックス感w
命守るために車に施したあれやこれやがあまりに目立つので怪しすぎてこれで本当に良いの?と思ったのは内緒🤫

映画を通していつも知る諸外国での事実。
敵対しながらも心通わす最後の別れのシーンはとても切なくて涙。
きりん

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