あるぱか2世

モガディシュ 脱出までの14日間のあるぱか2世のレビュー・感想・評価

4.2
【全力で押し通りまする!】※

まさかの南北共闘、まさかの実話。

舞台は西アフリカ、ソマリアの首都・モガディシュ。あの北朝鮮が国家としてまともに見えてくるレベルで、序盤こそ国家の腐敗がコミカルチックに描かれる。
しかしそんな牧歌的(?)な展開もつかの間、ほんの数日で絶望的な状況へと追い込まれていく…。

あまりにも危険だし無謀すぎるし脚色がすぎるでしょ…って思ってたら、実際はもっと危機一髪だったらしいから驚き。

ハリウッド映画並みのクオリティで描かれるアフリカの地の描写と、その根底を貫く南北融和という韓国映画ならではのテーマの調和が見事だった。

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※大河ドラマ『真田丸』で、信長の急死により敵だらけとなった家康が、伊賀を通って領地へ命がけで帰ることになった際、家臣の服部が発したセリフ。まさに今作の状況のようだったので、ふと思い出した。
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