ダイアー教授

デモニックのダイアー教授のレビュー・感想・評価

デモニック(2021年製作の映画)
1.5
題:でももへったくれもない駄作
製作:2021年、アメリカ
監督:ニール・ブロムカンプ

ニール・ブロムカンプの監督作。
実質的なデビュー作『第9地区』でいきなりアカデミー賞ノミネート。
『エリジウム』でメジャーデビューし、そこそこヒット。
興行的に失敗し、批評的に芳しくない『チャッピー』も見どころがあり、私は大好きだ。

そんな彼の最新作を楽しみにしていたのだが…
本作『デモニック』はまごうこと無き駄作である。

母の罪に苦しむ娘が話の軸であるが、オモシロくない。
ノーミ・ラパスのバッタもんみたいな女優さんもいまいち魅力に欠ける。

エクソシストのスワットチームみたいなのが出てきたときは、ちょっとだけワクワクした。
このネタを掘り下げたらとてもオモシロそう。
ブロムカンプ自身、それは頭にあったが、予算と時間の都合で実現できなかったのかも知れない。

私は彼のファンだから、駄作でも擁護するし、次回作も期待している。