自己満足点 63点
ガリレオ・シリーズ劇場版の第3段！
前作でヒロインを交代していた柴咲コウが復帰し、準レギュラーだった草薙刑事がキーとなる本作。
湯川を演じた福山雅治も、内海刑事を演じた柴咲コウも、草薙刑事を演じた北村一輝も、最初のガリレオの時から随分と年をとってしまったと感じて少しショックでしたw
個人的には名作の「容疑者Xの献身」は超えられてないと思います。
特に前半に関してはドラマっぽい映像のグラデーションであったり、カット割りが細かく映してる割にはあまり美しくない映像ショットによって安っぽく感じてしまってガッカリでした。
あと、今回の事件はそもそも関与してる人数が多いです。
今までのガリレオシリーズは基本的には単独犯だったり、複数いても2人ほどでした。
だからこそ登場人物の交通整理が大変だし、今までと比べてもわかりにくくなってしまっています。
ただ、今回は北村一輝演じる草薙刑事がキーキャラクターであり、事件を追う事で起こる葛藤等で精神的に追い詰められながら解決に導く姿が描かれました。
草薙刑事の心情に感動を覚えたのは、ひとえに北村一輝の演技が素晴らしかったからです。
また、事件のトリック自体も面白かったし、それぞれの登場人物の結末も含めて納得出来るものであったため、後半にきてかなり持ち直したと思います。
総合的には残念な部分も多かったものの、何だかんだで楽しめた作品でした。
