タイトル借り。もっとスピード感のあるスリル系かな？と思ったのですが(何もジャケット見てない。)、全くの真逆…ヒューマンです。なんですが！うーん…私基本ヒューマンの許容範囲広いと思うんですが、ダメだった。TBSって出て嫌な予感したんだけど「コーヒーが冷めないうちに」をめちゃくちゃ連想しました。(お好きな方ごめんなさい)
キャスト陣はめちゃめちゃ好み。
玉山鉄二さんが主人公、脇を固めるのが音尾琢真さん、深川麻衣さん、高橋和也さんです。
確かオープニングにキャストの名前が出るタイプだったので、へえー！と思って観始めたのですが、30分くらい経った時点で話が一区切りして、でも深川麻衣ちゃんは出てこない…これはオムニバスなのか？(この時点でコーヒーが冷めないうちにを連想)
結果、オムニバスと言えばそう、連鎖と言えばそうなんですが、なんかイマイチしっくりこなかった。2時間ドラマでいいんじゃない…？みたいな。強いていうと、これも確か冒頭に出ていたと思うんですが、かなりロケ地が出資？しているのか(クレジットでは「共同製作事業体」になっています。wiki調べ)、めちゃくちゃ地方を打ち出している(ようで観終わっても地名は憶えてないレベルなんだけど。。)ところが映画っぽいと言えばそう。ただ、そのロケ地が4カ所だったかな？かなり複数に分散されているので、どれも曖昧になってしまった印象です。
深川さんが出ていて、カヌーをする池？湖？が出てくるので(でもそのシーンに深川さんはいないのだが。。)、そこは「ただの夏の日の話」を少し連想しました。でもあれは桐生だから違うのね…
このレンタルDVDはひさびさに他作品の予告入りで(本編前にある)、配給がGAGAっていうのを事前に見たのだけれど観始めたら忘れてて、これ絶対変な原作でしょう！(コーヒーが冷めないうちにのイメージ強すぎ。。)出版社か…？とか思っていたら、最後にGAGAで「えっ！当たり外れ激しい…」ってなった。。(ちなみに「ベイビー・ブローカー」の予告が入ってました。あと「わたしは最悪。」これは観たいと思ってる)
原作が「ミッドナイト・バス」の方か！
これも原田泰造さん目当てに観たら、めっちゃ微妙だったわ…
もうちょっと下調べしてから借りればよかった。
意外だったのが、女性なんですね…
出演者からストーリー運びから、めっちゃオッサン臭い感じがしたのですが(一言で言うと、中年差し掛かったくらいの年齢でうまくいってない人たちの物語なのですが、そういう世代の哀愁というかエールみたいな話に感じたので。言ってしまえば自慰映画？)、なんか意外…でも私よりも年上か。ならわかるわ…
(もしかすると原作は凄くいい話なのに映像化のせいだったらごめんなさい！)
演出がなんか物凄く微妙だった。
最初の音尾琢真さんの話、キャラクターがもうダメすぎた。。これは最後への伏線もあるのでデフォルメされすぎでも仕方ないのかな？と思いますが、音尾さんのキャラも、家族のキャラも、なんか好きになれず…共感線が弱すぎた。ドラマがドラマを演じているようだった。
(そして私はマザコンが好きじゃない。。意味は解るんだけどね…)
深川麻衣ちゃんのでちょっと持ち直したけど…
(大友花恋ちゃんは途中で気づいた！気づけた自分を褒めてあげたい、笑)
とにかく主人公の設定が特異すぎるので、まず共感しづらい。
SFみたいに異空間という訳でもないので、全く別世界の他人事として捉えるのも難しい。(しかも割と悩みの内容的には一般化されてるような感じだし…)
そこがマイナススタートということを肝に銘じて作り始めればよかったのに…みたいな？
玉山さんは何も悪くないと思うんだけど…
タイトルが一番よかった、というオチ(爆！)
監督は「パーフェクトワールド 君といる奇跡」の方。
私は観れていないんですが、ドラマ版を観ていて結構好きだったので気になっていました。ですが、これは止めておいたほうがよいかな…(苦笑)
これで準新作レンタルセール終わりなんだけど、なんかどんどん下がっていく感じで(興味があるものから観始めているので当たり前と言えばそうだが。。)残念な〆になってしまった(苦笑)
まあ、そういうこともあるよね。。
でも、すっごく悪い人は出てこないし、わりといい〆だし、日曜劇場の静かなバージョンだと思えばそんな感じ？人情系というか。
中高年より上の方、特に男性かな？(勿論好みはありますが一般的に行くと…)におすすめ。(男性が男性の為に作っている作品、という印象を受けた)
