Ryu

ブレードランナー ファイナル・カットのRyuのレビュー・感想・評価

3.6
数々の作品が映画化されているフィリップ・K・ディックの小説を原作とし、巨匠 リドリー・スコットが監督を務めた作品。

SFの名作と言われる今作。確かにその世界観は当時としてはとても革新的なものだったのでしょうね。退廃した東洋チックなロケーションに人々の風貌など中々クセ強くていい味が出ていたと思います。
4年の寿命を勝手に設定されたレプリカントたち。その僅かな期間も人間の奴隷として働かされる。それで自我を持ってしまったらそりゃ反乱も起こしたくなるでしょうね。彼らからは(特にボスのロイ)すごく哀愁を感じました。なんだか可哀想になってきます。
セリフの量もかなり少なく感じましたし、さらにクセ強めの世界観にちょっと置いていかれる自分もいました。全体の流れは掴めるのですが、一つ一つの描写が何を意味してるのか、分からない部分も多かったです。これは解説とかを読んで、再鑑賞することで見えてくるものもあるかな。
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