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愛なのにのkalindaのレビュー・感想・評価

愛なのに(2021年製作の映画)
4.1
「愛を否定すんな。」(多田さん)

「下手ですね。群を抜いて。」(美樹)


面白かったなー。

今泉監督の脚本やから楽しみにしていた。
フツーの人々のお話し。

高校生ミサキ(河合優実)の真っ直ぐな愛。
凄く真っ直ぐ。純粋。
そのパートがあったから、
より一層オトナパートが面白かった。
多田さん(瀬戸康史)も純粋…というか、
真っ直ぐな人。

いやー、めちゃくちゃわかるよ、
一花(さとうほなみ)。

ゲスのドラマーとして、
初めて見た時にめっちゃ綺麗やなーって。
自分の好みやったし。
今回からより好きになったなー。
思い切りが良い、カッコイイ。パーン。
女優さんとしてもこれから楽しみ。

・愛がなんだ
でも描かれていた、
人を好きになる純粋な気持ち。
度が過ぎたらちょっと怖いけど。笑

どうでも良い人には頼めないこと。
好きやからこそ、受け入れてしまうこと。
身体の相性。
オトナやからこそわかること。
みんなそれぞれ思うことはある。

ミサキのように周りも気にせず
シンプルに真っ直ぐ愛を伝えられたら
良いのかもしれへん。
いやでも、オトナでそれは
良いとは言われへんけど。笑
年齢を重ねるとそうはいかないしね。

多田さんのように、
グズグズになってしまうよね。
性格もあるんかもやけど。

今泉監督の描く男性は、
グズグズタイプが多い気がする。
せやけど憎まれへんねんなー。
それは俳優さん達が上手に演じてはるからかな。
実際には私はちょっとニガテやな。

美樹さんが亮介さんに言うセリフ、
最高に面白い。亮介さんはクズ。


ブラックユーモアがなかなか効いており、
R-15らしいエロのバランスもかなり良い。
#猫は逃げた
クロスオーバーっぽい箇所もあり。
益々楽しみになった。

オススメです。
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