クィアムービー好きなのですよ。奔放な思考、奔放な音楽。馬鹿みたいに明るくて、明るすぎるからこそ隣り合う闇。でもこの暗さすらもおっ広げに生きるクィアカルチャーが好きなのです。
過去の栄光がくすんだお爺ちゃんが、街を徘徊し、くすんだ栄光をなぞっていくお散歩ムービー。スポーティーなMr.パットが再び輝き出す姿を観て、まだまだ好きなことをし続けようと励まされた。「too late」って言われたけれど、遅すぎることなんてないんよね。
恋とか老いとかプライドとか妬みとか。いかにもゲイでシニカルな伏線回収もお見事。