三國無双ファンとしては、コスプレ過ぎない衣装や、武将役の俳優さんたちのチャージ攻撃のアクション、あと吹替え声優がゲームと同じなのは嬉しかったです。
三國無双ファン同士でわいわい観るのは楽しい作品だと思います（シリーズナンバーに応じた衣装チェンジや、初期作品でのショートカット攻略、そしてゲーム音楽など、作っている人たちが三國無双というゲーム大好きなのはとても伝わってくるので）
わたしは楽しかったです。
逆に言うと、三國無双知らない人が楽しむのは難しいと思います。
三国志演義からのエピソードチョイスの基準が謎でした。
ゲームで扱われてないところ丁寧にやるのに、有名エピソードは中途半端だったりで、何が言いたかったんだ…という肩透かしエンドでした。
そして武将同士のアクションは重さがあってカッコよかったですが、一騎当千の群衆アクションはCGすぎたり、背景の雄大な自然とのアンマッチが気になりました。
明らかに黄河に見えない清流とか、三国志なので後漢の話なのに反董卓連合軍の会議場が仏像を前にした石窟寺院内だったのとか…
いちいちツッコミながら観るのが楽しいファンのための作品のかなと思います。
そういうファンの贔屓目から観ても、いろいろ粗が目立つ気はします。
関羽の俳優さんはもう少し体格がっちりした人がいいなあと、エンパイアで極限まで細身にしたエディット武将に感じるような違和感がはじめあったのですが、観ている間に慣れました。
曹操は若過ぎて別人でしたが、袁紹は名族らしくてよかったです。
