いやー鳥肌ゾワーっとなるシーンばかりだった。
試合パートと10-FEETの音楽がピッタリで、間奏で十分焦らされたあとに、ついに歌が入るシーンではこちらの感情もピークで鳥肌がゾワーっとなった。
本作は城北メンバーの中で今まであまり語られていなかったメンバーを主役に置いているが、彼の視点から城北チームを俯瞰するのが新しい感覚で良かったと思う。観ているこちらがそのポジションに入ったような感覚で、個性的なチームの仲間がとても頼もしく感じた。
試合を山王戦に絞ったのも良かったと思う。
その試合の所々で回想シーンが入るのだが、そこに至るまでの話をサラッとおさらいしてくれるので、だいぶ忘れかけていた自分としては上手く気持ちを盛り上げてもらった。
ずいぶん昔、毎週楽しみに読んでいた自分としては、その頃の高ぶる気持ちを1本の映画に凝縮してくれたことを感謝したい。