タイトル借り。「大事なことほど小声でささやく」なんか素敵じゃないですか…？
でも、なんだろうな…「深夜食堂」×「まどろみバーメイド」みたいな感じ？深夜ドラマ感がかなり強かったです。悪くはない。けど、時々演出というか設定が微妙。でもちょっと泣きました。
主演は後藤剛範さん(でいいのかな？)、私はドラマ「来世ではちゃんとします」で知りましたが「全裸監督」が有名なのかな？(観た作品の)連鎖は全く意識してませんでしたが(また！)、「成れの果て」にも出られてましたね。
二丁目のママみたいな感じで、めちゃくちゃ似合ってました！
でも！実際は深水元基さんの作品という感じです。ダブル主演なのかな…？
奥さん役が遠藤久美子さん、と解った時点で(顔がしっかり憶えられていないので途中で気づいた)「これ絶対横尾初喜監督でしょう！」と思いました。当たりです…監督はエンクミさんのダンナさまです。
ドラマ「ぼくは麻理のなか」と「父と息子の地下アイドル」を観ており、どちらも好きだったのでお名前を憶えていました。
後藤さん演じるスナックのママが昼間はジムに通っていて、そのジム仲間とのやりとりから話が始まります。そのメンツが濃い…深水さんを筆頭に、峯岸みなみさん(めっちゃ可愛かった！久々に見た。私AKBで結構好きなほうのメンバーでした)、アキラ100%(笑)、田中要次さん！
最初はてっきりこのメンバーのエピソードが持ち回りで続いて行くオムニバスかと思いましたが、違いました。でもこの仲間の雰囲気がめっちゃ良かった。
深水さん演じるセンセーが物凄くギリギリな感じなのは序盤から伝わったのですが(その演出はとてもよかった！)何が原因なのか…いわゆるエモ系(ただただもう、今の環境が…みたいな事なのかな？誰にも変えることのできない、どうしようもなさというか)と思ったら、そうではなかった(広い意味ではそうなのだが…もっと明確に理由があった)。その部分がミステリー仕立てになっています。
その、いつ死んでもおかしくないような、中盤までの感じが物凄くよかっただけに(理由はこれかな？とか想像したりもできる。複合的な感じになっている)、後半の設定でちょっと醒めてしまった…テーブルの脚はない(と思う)。でもそこを伏線にしないとラストに持って行けないので、難しいところ。。
これ、原作があるんですね。「夏美のホタル」の方なのか！うーん…(あまり良い印象がない。。というか、憶えていない。架純ちゃんが出てたことくらい)
でも、本作の個々のキャラクターはとても良かったので、原作が悪い訳では無いのかも。小説だといい感じなのかもしれない。映像にしちゃうとリアルすぎて「テーブルはない！(気づくだろ！！)」って思っちゃう。主婦目線だからかな…？せめて違う場所にするとか。。(気づかないほど忙殺されていたのかも知れないが)
これ配給がS・D・Pなんですよね…最初出た時に「うわぁそうか…」なんかあまり期待できないというか、別にスタダの人出てこないのに(＝ゴリ押しではないのに)いつもなんか合わないというか(あくまで個人的に)。。なんとなく、HOKUSAIの時のパターン…？(スタダの社長の奥さんが製作に絡んでるのかな)と一瞬思ってしまいました。でも、違ってました。
総じて、なんか惜しい。。
ゴンママがめっちゃよかったので、彼女をもうちょっと観たかったかも…
秒針のエピソードがグッと来てしまった。
あと、(これはセンセーですが)喋りすぎるところ。
めっちゃわかると思った。
大事な時ほど、空白を埋めたくなる。
カオリ(バーテンダー)を演じてた方がエンディングを歌われてたんですよね。田村芽実さん、彼女もめっちゃ良かったです！(この方も元アイドルか！アンジュルム、聞いた事あるような…)
