このレビューはネタバレを含みます
サーカス会場は賑やかで面白くて楽しそう。でも、裏側の世界は過酷なリハーサルと複雑な人間関係と金銭問題。
以前からそういうイメージがあったので行ってみたいと思う気持ちはなかった。
「倒産」という言葉が出て胸が痛くなる。
天使がサーカスの舞姫で孤独感に苛まれていた女性を好きになり人間に戻ってしまうのは単なる夢物語だけど、この時はカラーで現実を映してくれて嬉しかった。
台詞が詩的で普段聞かないドイツ語も相まって独特の雰囲気で映画を観ることができた。
ピーター・フォークはやっぱりコロンボ刑事が似合っている。素晴らしい間の取り方。人間味溢れた声も優しい表情もステキ。
天使は地球のあらゆる場所に居て人間に寄り添って心の声を静かに聞いているのだろうか。
僕にも近づいて肩にそっと手を添えてほしい。
https://youtu.be/_Zih4o6NLCc
