しょうやん

死刑にいたる病のしょうやんのネタバレレビュー・内容・結末

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

これから見る人は、出来ればこの作品はなんの予備知識も持たずに見て、やられて欲しい。
見終わって「ぐゎ〰️〰️そう来るか〰️っ」と暫く動けなかった。題名の意味がじわじわ襲って来るのだ。
白石監督らしい残虐なシーンは陰湿で残虐で思わず目を閉じて身を竦める程凄く、孤狼の血の2作より残虐かもしれない。しかし、そんな映像を凌駕する2転3転する驚きのストーリーに心が削られ戦慄を覚えた。
主演の阿部サダヲの吸い込まれそうな黒い瞳は、優しい笑顔と相まって本当に恐ろしかった。以前、小日向文世が演じたやくざの親分の優しい笑顔が、ゾッとするほど怖かったが、今作品の阿部サダヲも正にそうだった。いかつい強面よりも、静かな柔和な中の狂気はもっと恐ろしいと改めて思った。やっぱりいい役者だ。
白石組と言えばの音尾さんがやっぱり出ててちょっと和んだ。
しょうやん

しょうやん