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ウェディング・ハイの磨のレビュー・感想・評価

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)
3.6
クセ者揃いの結婚式を舞台に繰り広げられる群像コメディ。鬼才バカリズムのオリジナル脚本を「勝手にふるえてろ」等の大九明子監督が映像化したコメディ作品。

まさに喜劇作品。昔ながらの日本のお笑いに、三谷幸喜のエッセンスを加えたような展開。三谷作品から笑いのレベルをちょっと低くした…というのが適当な感じ(笑)

結婚式に至るまでの展開と、サイドストーリーを交えた結婚式当日のドタバタ劇。無駄に感じるくらい群像劇方式に各主要人物を掘り下げてくれるので、一つ一つの物語がより面白い。とっ散らかってるように思えた伏線回収もお見事だった。
結末は何となく読めてくるとはいえ、キレイに終わった“結婚式の”後味はスッキリ。

ちょっと気になったのはその後の部分のあるシーン。確かに撒いた伏線の一つだし、なるほどと思ったものの、あまりにくだらないし、それまでが綺麗に収まった事を考えるとそこまで必要性を感じなかった。テンポの悪さもやや気になる作品だけに、余計に蛇足感があった。

それにしても、バカリさんはイケメンが大嫌いなんじゃないかと思えるほど、この一連の物語の岩田剛典と向井理の扱いが非道い。よく出演したなぁ‥と(笑)


“結婚式あるある”のエピソードは笑える…のかもしれない。当方結婚してないし、仲の良い友達に結婚してない人も多いから(そもそも最近式あげる人少ない)結婚式なるものに行った事が少なかったり…(笑)
磨