このレビューはネタバレを含みます
昨年の衆議院議員選挙、
香川1区から立候補した小川淳也氏、
同区から立候補している平井卓也氏、
両氏、陣営、有権者の視点で捉えたドキュメンタリー。
小川氏の猪突猛進、愚直な姿、
それが批判を浴びることもあるのだが、
平身低頭、相手を慮る、話を聞く姿勢、
そんな彼を見ると政治を託したくなる。
だから、彼を応援する有権者、
所謂、無党派層が募るのもよく分かる。
一方、平井氏はステレオタイプな敵役に
なってしまっているのだが、
彼が選挙戦で見せる姿、利権が絡む取巻き、
演説に集う明らかに来させられた人々、
県や市の首長、地元マスコミもベッタリな
構図は日本民主主義のあるべき姿、
地方に行くにつれ、こうなのかとか思わされる。
小川氏を支える家族の姿も頼もしい。
特に2人の娘さんが、父親を誇りに思い、
選挙戦を支えることに涙腺が刺激させられた。
前作「なぜ君は総理大臣になれないのか?」は未見。
これをきっかけに観てみたいと思う。