ののな

さがすのののなのネタバレレビュー・内容・結末

さがす(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!!!!!

面白さと考えるべき題材への引き込みが見事に両立してて、観た後に観客にしっかりと引き摺らせることが出来る作品!

なんといっても俳優・伊東蒼の演技力が光ってた✨『空白』も『おかえりモネ』もセリフ外に感情を表すのがうまかったし、今回のタイプの違う大阪の気の強い女の子も見事だった!3月から出演する舞台『明るい夜に出かけて』ではまた全く違う性格の女子高校生の役だから超楽しみ😍😍😍

そして、自分は福田作品とどうも合わず、『医龍』の「名医だったが名医であるが故に転落し、酒浸りになってる医者」役の佐藤二郎が俳優としてめっちゃ良いと思ってる人間だったので、今回の佐藤二郎の役柄はすごく良かった☺️

あと『おかえりモネ』で、めちゃくちゃ善人だった清水尋也と森田望智の役柄が全然違って、超怖かった💦💦💦💦あんなに清涼感のある役だったのに💦ビデオだけじゃなくてドールまで取り揃えてる変態おじいさんの場面はもう怖すぎて笑ってしまった😥😥

あの彼氏くんも良かった!とろんとした目と鼻と厚めの唇が、思春期のクラスのいやなスケベ男子感の説得力がめっちゃあった(褒めてる)。

他作品では見ない役柄を見られるのも良かったし、問題提起も他のヒット映画では扱われていないものだったのも⭕️✨

ここで取り上げられた問題は社会の暗部というか映画の暗部ではないかな、こういうもので大ヒットエンタメ作品で扱われない(私が知らないだけかも)(下手に感動作品として扱われるのも❌だけど)だけで、我々の前に平等に存在する問題。だからこそ、その点で本作に意義を見出すこともまた重要だよな〜〜🤧😮‍💨


あと精神が疲れた時にショッピングチャンネルぼーっと見るのめっちゃ分かる、自分に懸命に話してくれてる気がして落ち着くんだよね。

てか担任の先生いい人だ、、、

最後の卓球シーンは本当に見事で、冒頭からみるみる社会問題に視点を広げていった作品を、親子言語(?)である卓球にスーッとまたフォーカスして戻ってくる、そして再度タイトル「さがす」に立ち戻ってきて、展開の見事さに鳥肌がたった❕

最後まで楽しめた!面白かった!!!
ののな

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