「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」に続く地味系ヒーロー作品（エンドロールにジーグ再登場！）．といっても，作品上の繋がりは一切ございません．世界を救うとかそういうのいらない系ですが ，それをダークヒーローと喧伝するのはいかがなもんかと思いますよ．こんばんわ三遊亭呼延灼です．というかジーグってイタリア映画だったのですね．なぜかずっとスペイン作品と思ってました．劇場で視聴したのに・・・
虫を操れる青年(ジェニファー・コルビノ！)，人間磁石ピエロ（マグニート！），怪力狼男（ビースト！），そして人間発電機な少女（御坂美琴！）の四人は，団長イスラエルの下，サーカスで人々に娯楽を提供する日々を送っていました．しかし，時代は第二次大戦真っ只中のイタリア．死と隣合わせな毎日．そこで五人は渡米のための違法パスポート入手にローマに向かいますが，そこはドイツ軍が駐留する地域．ユダヤ人のイスラエルは当然ながら・・・
ファンタスティックな4人は粗野だったり，阿呆だったりしますが，基本善人．に比べて，ナチスは勿論パルチザンを構成している一般人は，大多数が血の気が多い連中．であれば，導かれる答えは暴力と流血．さらにはヴィラン的存在のフランツは優れた予知能力者でありながらも，6本指という奇形がためにドイツ軍では日陰者扱い，せいぜいその予知能力を活かして，未来の名曲を演奏して喜ばれるのが関の山でした．故にか冷血で歪んだ性格となり，彼の命令下，非人道的行為が繰り返されます．このあたりの対比の大きさに耳がキー・・・（以下自粛）．つまり，MCUやDCUのようなアクションは期待しないでください．その代わりに人間心理のエグ味を味わえるようになっておりますので．それらを見慣れた人からすれば，最も殺傷能力が高い人間発電機ちゃんの善人加減に違和感を憶えますが，途中でその真相が明かされると急に同情的になります．ソースは私です．
その人間発電機ちゃんのハスキーボイスがいかにも，欧州女性らしくて私の性的琴線に触れまくりでした．中の人は絶対エロいはずです．呼延灼には，わかるのです！
性的といえば，マグニート・ピエロの極太ピエロがノーモザイクだったのは，かなり驚きました．バスタブで色々してくださった女性が驚いていましたが，それも納得のイチモツでございます．あれって御本人のモノなんでございましょうか．
