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ちょっと思い出しただけのSWDのレビュー・感想・評価

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)
3.5
思い出せる恋愛経験が少なすぎる自分には辛い時間も多かったが、池松壮亮、伊藤沙莉という二人の大天才のおかげで命拾い…。彼らと同じ時代に生きている事を心から誇りに思う。

『くれなずめ』に引き続き、演者のパワーが凄すぎて松居監督自身の力量を測りかねているところが未だにある。同じ話を別の無名役者が演じていたとして、果たして同じ感想を持てるのか?という。まだチェックできていない過去作含め今後も追いかけていきたいクリエイターであることは前提として。

お笑いファンの端くれとしては、ニューヨーク屋敷さんが屋敷さん過ぎて笑った。それでいて、ちゃんと生きた人間としてスクリーンに存在していたことに驚いた。
ニューヨーク公式chで監督が屋敷さんを起用した理由として「軽そうに見えてちゃんとしてて で なんかいいヤツ」と語っていたのがなるほどなぁと。最後あのキャラとああいう結末になるのも納得感が高い。
百人百通りの感想がある作品だと思うけど、今一番感想を聞きたいのはオズワルドの伊藤さんで間違いない。
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