しょうやん

名付けようのない踊りのしょうやんのレビュー・感想・評価

名付けようのない踊り(2022年製作の映画)
4.5
田中 泯さんと犬童監督の舞台挨拶付き観賞のはずが、3/16夜中の地震で東北新幹線が動かなくなり、ただの上映。とても残念。
ただそこにいるだけで圧倒的な存在感のある俳優さんと思っていたが、朝ドラ関係何かのドキュメンタリーでダンサーだと知り、その踊りに心惹かれた。
この映画では、各国での地踊りと共に、生い立ちのエピソードが、「頭山」の山村浩二さんのアニメーションで描写され、その情感豊かな線描と共に田中 泯さんが自らナレーションしているのだが、その声の良さ、語りのリズムに魅了され、話す言葉も踊りなんだと感じた。畑で土を耕し、種芋を植え収穫をする、その所作がすべて踊りに昇華されていて、だからその踊りに人の弱さと土や風や波や木々のざわめきを感じるのだと思えた。
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