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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島のkiuのレビュー・感想・評価

3.0
スレッガーさんかい?早い!早いよ!な映画

スーパー頭突きで速攻退場ワロス(笑)

ファースト世代と言っても再放送組なので、ちゃんとファーストガンダムを映画館で観るのは初めて。『逆シャア』とか最近の『ハサウェイ』とかは見たし、三部作はビデオで見てるものの、ちゃんとRX78をスクリーンで見た事は無かったなぁと映画館で鑑賞。

作画崩壊でお馴染み、無かった事になってるククルスドアンの島をリメイクした作品。細ザクや岩バトルとかを上手いことリビルドしてます。戦闘シーンも黒い三連星を意識したサザンクロス隊の戦闘や、二天一流・武者頑駄無な殺陣は中々に見応えあり。

っと良いのはこの辺までかな。正直、途中から“お布施”としてお金を払う感覚になっちゃったかなぁ。鬼籍に入られた声優さんを偲んだり、親子で声をあててるトコに歴史を感じたり、懐かしいねと思えども、作品としては映画館でフルプライスはビミョイ。

言葉は悪いが所詮作り直しであって、『閃光のハサウェイ』に感じた、“シン・ガンダム”は見せてはくれなかったかなぁ。良くも悪くもTVシリーズっぽいと言いますか、せっかく単独なんだから全編シリアスにも出来たと思うけど。。。まぁ好みの問題なのかもしれんが。



戦災孤児だったり、戦争という人を殺す異常な感覚(例の踏むシーンとかね)だったり。そんな重い部分もありながら、ギャグとまでは言わないけど抜けた部分(きんにくんみたいなアムロのデニムファッションしかり、アレグランサ島の白い悪魔(めぇ〜)しかり)もあったりで、作品のトーンが一定じゃないというか、、、作画崩壊は修正したけど、代わりに別のトコでバランス崩壊してね?👊

Σ(゚∀゚)「な、殴ったね!」

ドアンのキャラもブレてる。オープニングは悪鬼の如く容赦無しなのに、アムロは助けるんだ(主人公だし殺せないでしょってのは理解するけど、「こんな少年兵が…」とか逃げ道あったべ)とか、サザンクロス隊の女性パイロットの書き方も、あれじゃドアン酷くない?とか。
MSの首元にヒートホーク当てても、たかがメインカメラじゃんとか、質量を持ったビームサーベル?とか、失敗に対してマクベの反応とか(壺愛の人だし、まぁそんなキャラと解釈できなくも無いか)、、、とかとか。👊

(´;ω;`)「2度もぶった!親父にも殴られたことないのに!」

そんな変なノイズが積み重なってイマイチだったかな。“昭和ロボットアニメ”ならそれで問題ないけど、もう“ガンダム”ってソレじゃなくなってるし、ここでガノタ的なこじつけ擁護も出来るけど、もちっと何とかして欲しかったのが本音。

「殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!」です。好きな作品だからこそ要求は高め。おまけ映像付くと思うし(付くよね?オリジンは無かった気もする)レンタルで良いかと。
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