磨

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島の磨のレビュー・感想・評価

3.7
ファーストガンダムのテレビシリーズを再編集した劇場版3部作には含まれなかった伝説的エピソードである第15話「ククルス・ドアンの島」を映画化した作品。

とは言っても…ね、ガンダム(宇宙世紀)はどれも好きだけど、ファーストの15話って言われてもイッキ見したの四半世紀以上前の事だし、どんな話だったのかいっっっッッッさい憶えてない(笑)
従って、鑑賞前に(あえてそのエピソードは観ずに) 15話付近がどういった話だったのかだけ確認しつつ鑑賞しましたよ。

なるほど…12話でギレンの「立てよ、国民!」の後なんやかんやでランバ・ラル、そしてジャブローに至るという劇場版第2弾「哀・戦士」の直前、その〈なんやかんや〉の1エピソード…。

海外ドラマみたいに何十話もあるやつでよく見る、物語の根幹にはなんの影響もない“どうでもいい話“の1つってやつですな(笑)


はい、話逸れました、本作のレビューを…

うん、酷評もあったけどけっこう楽しめた印象。ガンダムでこういったエピソードがあるとどうしても悲しいラストが浮かぶけど(それはそれで感動するけど)、思ってたのとちょっと違ったしなかなか後味もイイ感じ。

THE ORIGINの名を冠してないけど、キャラ設定など同じ流れの中にある作品だと思った。今後も同じようにエピソードを適当につまんで、ア・バオア・クー攻防戦までやってくれたら個人的に嬉しいな。



ちなみに帰宅後にその15話を鑑賞。崩壊してる作画や衝撃的な内容にこれガンダム??と笑ってしまったが、‥やはり記憶にはない。

なんとなく思ったのは、オリジナルの話がメチャクチャでツッコミ所しかないので、富野監督がやり直したかったんじゃないのか…と(笑)
そしてこの25分(実質18分くらいの内容)を2時間弱に引きのばし、ちゃんと新しい物語として完成したことには拍手しかない。


本作は特別興行料金1,900円作品。ガンダムはいつもなので慣れてるし、折角の機会なのでさらに追加料金払ってATMOS観たりました。

最高です。
磨