友人に勧められて視聴。
【この物語を一言でいうと】
うだつのあがらないチビ配管工マリオが土管に吸い込まれた先の不思議の国で弟のルイージを助けるためにアスレチック・アドベンチャーする話
【主人公は、この物語を通して何を手に入れるのか】
お父さんや街の人にも認められてブルックリンのスーパーヒーローになる
欲しかったもの…配管工として成功すること
必要だったもの…最後まで諦めない気持ち
差分…自分達(マリオとルイージ)なら出来ると信じて何度でも立ち向かうこと
【他の似たような話と何が違うのか】
任天堂IPというブランド力
【感想】
想像よりも遥かに面白かったです!Illuminationのアニメの制作技術が余すとこなく発揮されているように感じました。アニメの本質は「動き」の快楽であると改めて思い知りました。
マリオや任天堂IPはもちろん、ゲームへのリスペクトも随所に感じることが出来て、子供から大人、任天堂信者からSEGA信者、カジュアルゲーマーからコアゲーマー、レトロゲーマー、僕のような団塊Jrインターネッツ老害まで楽しめる稀有な映画だと思います。マリオが不思議の国のアリスのオマージュであること、アスレチックをビデオゲーム内で再現しようと試みたところが出発点であること、それらがきちんと押さえられてると思えるところが作り手の愛を感じざるをえないっす。
僕らが中学生の時に観た、あの映画版マリオの原作へのリスペクトのなさにアメリカ人って日本のゲームとか漫画を何だと思っているんや、とアニメージュ読みながら、ふんふん言ってた僕ですが、ここ35年で任天堂が積み重ねてきたことが、こういった素晴らしい作品の制作に繋がったんだと思うと、本当に感慨深いですね。
めちゃめちゃ面白かったです!
続編は斜に構えず、ちゃんと映画館で観ます!