シミステツ

ゴッドファーザーPART IIIのシミステツのネタバレレビュー・内容・結末

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

シリーズの中で一番シンプルですっきり観られたのは本作。一度足を踏み入れると抜け出すのは相当な困難だということがよく分かる。

裏社会から抜け出そうと足を洗い合法的な事業にしか手を出さなくなったマイケル。今までの行いを悔い改める強い意思と今まで失ってきたものを物語る儚さが共存している。それをいいことにザザは度々マイケルを襲い、マイケルも糖尿病の発作で倒れるも、血の気の多い兄の子のヴィンセントがザザを返り討ちにするなど徹底してマイケルを守る。マイケルを父に殺された過去を持つヴィンセントは一方でマイケルの娘に近づくことで、マイケルの悩みの種でもあった。

マイケルの成長。妻と子供たちの大事さを知る。そんな中で娘・メアリーが射殺される悲劇。最後のマイケルの泣きは名シーンすぎる。

「魂を救う時間はあるよ」

「シチリア人が”永遠の幸せ”を願う時、それは”永遠の命”を意味する。シチリア人はそれを忘れない」