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ゴッドファーザーPART IIIのhayatoのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)
4.5
【家族として、ファミリーとしての最期。】

★名台詞

●マイケル『That's the price you pay.
...for the life you choose.』
(これが代価だ。お前が選んだ道だよ。)

ヴィンセントに向けた台詞。

●ヴィンセント『l want the power to preserve the family. l'm asking for the order.』
(力でファミリーを守ります。何なりとご命令を。)

人生をファミリーのために捧げるのがカッコいい。

●ケイ『l always loved you, Michael.』
(いつもあなたを愛してたわ。マイケル。)

時が経って、お互いの気持ちを知った。

●コニー『Sleep, Godfather.』
(眠って。ゴッドファーザー。)

妹コニーの復讐。顔が最初の頃からだんだん邪悪になってきているイメージ。

《ストーリー》○
《演技》◎
《音楽》◎
《展開》◎
《笑い》×
《感動》◎
《泣》◎
《ハラハラ度》◎

★感想

何回見ても名作。

名作の三部作が終わってしまったぁ!!!

ストーリーの展開としては二部作が神だったけど、最後総括したらオペラ的な展開の三部の方が良く、悲しいけどありがとうって言いたくなるね。

アルパチーノ、アンディガルシアがメイン。
そして、二人とも若い頃は顔そっくり似てるじゃん!

おっと、ソフィアコッポラの悪口を言うのはそこまでだ。
大作が故にラズベリー賞を頂いてしまったのだと思うんだよね。

物語の展開として、やっぱり復讐が主軸なんだよね。あと家族。

イタリアとアメリカを結ぶ結社は結構でかく、三部作に渡ってみてきただけスケールがデカく感じる。
登場人物が多すぎて、相関図を観ながら観ないと分かりにくいかも。

何だかんだいって、一作目からのマイケルと妹の絆が好き。
またマイケルとケイもね。
昔はいざこざがどちらもあったはずなのに、最後だからか、鑑賞していると逆に和むようなシーンばかりでとっても良かった。

最後はオペラのような物語展開。
007の慰めの報酬も、トスカのシーンで物語展開場面があったけど、オペラとドキドキするアクション、サスペンスを組み合わせると感動を呼ぶってこの事だね。

いつも通りのゴッドファーザーの曲からオペラの素敵な演奏に合わせて、まるで食事のフルコースみたいな感じで、しっとりするんだよね。
オペラを鑑賞する時にコルレオーネの豪華過ぎるキャストの家族がとても印象に残った。妹のコニーもどこ見てるんだよって感じで暗殺ファミリーだなおい。
アンソニーが特に癒されキャラクター。

オペラのシーンは因みに何度も鑑賞してしまう。マリアみたいな女性がとっても綺麗だし、魅力的。

観れば観るほど味が出る作品。
それがゴッドファーザーなんだよね。
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