やるせなさで心が抉られる物語だった。
精神状態が良くない時に観ると 引っ張られそう。
サンドラ・ブロック すごく良かった。
保安官殺害の罪で服役していたルース·スレイターが出所。
その罪から 厳しい世間の風当たりの強さが身にしみます。
それでも「人生は続く」
父を殺された息子たちはルースに恨みを持っていて
彼女を見張っている。
何かが起こりそうな不穏な空気が 常に張り詰めている。
彼女は 作っている家を壊したように
今まで築いてきたものを反動で壊してしまう危うさを持っているのかと思いきや
記憶の断片が繋がり 全容が見えてくると
ルースのした事に心が震えます。
「人生は続かない」
この言葉で またしても一人を救ったルース。
彼女に陽が差す事は この先永遠にないのだろうか?
と思っていたら あのラスト。
たったあれだけでも 彼女はこの先人生を続けていけるでしょう。
ずしんと重みのある 骨太な愛を感じる物語でした。