【親子を泣かせるライダー映画】
*ネタバレ欄に凹んだことの続き、近況があります。
私、長男と次男、さらに根っからのライダー好きの私の兄と4人で観に行きました。
結論からいうと、最高でした。
仮面ライダーも50周年かぁ…と思ってたら思わぬ所で涙腺崩壊…長男は何度も泣いてました。次男は"デッカイ"ことに興奮して「よかった」と連呼してます。
ここは小学生がやってるわけではないので、大きなお友達(とあえていわせていただきます)の感想ばかりで、これから観に行く親御さんは惑わされてはいけません。何故なら、邦画を観ている方にはグッとくる場面が多く用意されているからです。対象年齢とされている4〜6歳(次男)には"親子"というものがまだ曖昧です。しかし、もうすぐ10歳となる長男ぐらいになると内容が理解できる。そのような作品です。なので、そこだけは声を大にして伝えたいです。
ライダー映画ですが、しっかりとした邦画を観ているかのような満足感。それはひとえに『ROOKIES』世代から実生活で父親になった上で"あの役"を演じる中尾明慶さん、そして『空白』の熱演も記憶に新しい"おやじさん"古田新太さん。この2人でしか醸し出せなかった"空気"その演出をされた柴﨑貴行監督とは相性バツグンで、それもあるかもしれません。
パンフを読むと、お二人は特撮特有の演出に戸惑われたそうですが、逆に新しい風を吹かせることに成功したといえます。さしてすべてのライダー映画を観たわけではありませんが、近年(エグゼイドから)のライダー映画にこのような作品はありませんでした。流石、50周年記念作品です。私は脚本、人物像に気合いを感じました。
あえて戦闘シーン、登場キャラなどには触れません(ここが大きなお友達の得意分野で、私は外野だからです)私は人間ドラマとしてレビューしたいからです。あ、ネタバレCMにもあるムテキ登場シーンは歓喜したことだけ。
そうですね、逆の立場となりましょうか。アメコミ、MCU、特撮系が好きという方には"地味"な印象を与えるかもしれないなと思いました。対象年齢の次男は肝心な人間ドラマのシーンに飽きていました…仕方ないです、こればっかりは。
ということで、邦画好き、中尾明慶さん、古田新太さん好きにはたまらない作品ではないでしょうか。ネタバレになるので肝心な部分が書けないのですが"親子""家族""約束"(これは子どもに向けた警告になっており、いいセリフが連発してます)がテーマの作品です。
余談:ショッカー幹部があのゲンドウだよと長男に言うと「なんか聞いたことある声だった」この世に立木文彦さんに完全に似た声なんて、多分いないやろな…