猿山リム

イニシェリン島の精霊の猿山リムのレビュー・感想・評価

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
1.1
 何を観ようかと上映スケジュールを眺めて気になったタイトルからざっと粗筋を読んだだけの情報で鑑賞。
 精霊がどうこうという記述と、結末が衝撃的らしいので、ミステリ的な種明かしのある作品と期待した部分があった。

 良く見るとジャンルに「コメディ」の文字もあるが、コメディ要素は微塵も感じられなかった(ただ他の人の感想には「(コメディとして)面白かった」様な記述があるのでわたしの感性が緩かっただけなのだろう)。

 1923年のアイルランドの離島が舞台。
 本土では内戦が続きいている世情の中、昔の田舎ザ・ムラ社会な島の中で、楽しく暮らしていたはずだったのだが・・・。
 長年親しくしていた友人が突然、態度を変え友人をやめると言いだし・・・。
 あとは意味不明で、愚かなだけのやり取りが表現され、いろいろな要素が投げっぱなしになる感想。
 頑張って汲み取れそうなテーマみたいな部分は無いこともないが、それを上回る変な展開がよくわからない。
 粗筋にあった「精霊」というのもわたしには理解できなかったが、感想で言及している人もいたのでセリフを聞き逃した(字幕を読み溢した)部分があったのかも知れない。

 ただ・・・。
 外国の歴史的な作品と言うこともあり、その辺りを理解して鑑賞すれば違った世界も見えてくるのかも知れない。
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