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BLUE GIANTのAyaxのレビュー・感想・評価

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
3.7
原作を読んだとき「マンガなのに音楽が聴こえる!」と衝撃を受けた作品の映画化。音が聞こえると感じたマンガは、浦沢直樹の『YAWARA!』以来かもしれない。
映画の方は、上原ひろみさんがオリジナル曲の作曲、ピアノ演奏、ピアノ演奏動画アドバイザー的な役割でがっつり関わっているようだったので、何て贅沢なんだ!と思って観てきた。
JASSの演奏する音楽ってこんな感じなんだーと思ったし、とにかくずっと音楽が流れている映画だった。なので、できるだけ良い音響設備の映画館か新しめの映画館で観た方が良い気がする。
雪祈のソロのシーンが、時にはパッションと彩りに溢れていて時にはしっとり切なくて特に素敵だった。
大に関しては吹き終わって息を吸う音が良い。
おそらくモーションキャプチャーを使っていて、演奏シーンは「THE FIRST SLAM DUNK」のジャズ版という感じ。スラムダンクを先に観てたのもあって(4回も観ちゃった)、映像表現の目新しさはあまり感じなかったかな。
メインの役の声、3人とも違和感なし。
原作を読んでなくても全然話はわかると思うけど、未読だとどんな気持ちになるんだろう。
原作ファンと言いながら、海外編はほんの触りしか読んでないのでまた読まねば。
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