とんでもないアニメーション作品を見つけてしまった。
ダサさには沢山の種類がある。
大のように、自分こそがこの小さな場所から、世界一のジャズプレーヤーになると信じて疑わず、汗まみれで練習して、ただひたすらに、がむしゃらに突っ走ったり、
雪祈のように、自分は特別だ、自分が通るのはカッコイイ道だと思い込んで、それを尊敬する人から、お前はかっこつけているだけで全然ダメだと全否定されてしまい、壁にぶち当たったり、
玉田のように、全くの素人から練習して、それでも2人の逸材と比べて自分がいかに劣っているか、そんな当たり前の事実に打ちのめされて、それでも、2人と共に同じ舞台に立つことを夢見てのめり込み、留年までしたり、
どれもありふれた、平凡なダサさだ。
でも、究極に突き詰めたダサさは、涙が出るほど、最高にカッコイイ。
こんな風な気持ちにさせてくれる映画を、ずっとずっと待ってた。
映画を見続けて、探し続けてきて良かった。
Blue Giantsたちへ、
感謝を込めて。