これは映画館で観て良かった。
「ジャズは熱い！その瞬間の感情を音に乗せるから、無限の楽しみがある。」(要約)
主人公の大は仙台の河原でサックスを吹いている時から、上京しても、少しずつ舞台に立つようになっても変わらず、真っすぐに、一心不乱に音で自分をぶちまけていた。
その純粋に磨きに磨いた音は人々を魅了する力を持っていて、やがて。。。
的なサクセスストーリーに仲間との熱い絆を盛り込んだ王道の展開で、漫画の人気も納得。
ただし、それが映画になり、生々しいサックスの息吹やピアノの躍動感、私にはいい音にしか聴こえない、「必死のドラム」を感じることができ、それにほとばしるようなアニメ演出が加わると、ライブに行ったかのような興奮で涙が出ていました。
かつて仙台の定禅寺ジャズフェスティバルや、その後に行ったライブバーを思い出しました。バーでは即興でバンドが組まれ、生演奏が始まります。あの時の緊張感。やけに引き込まれ時間の流れを忘れさせるようなプレイをした方がいました。あの瞬間、あの人は自分の全身全霊を込めて演奏していたのではないかと、今日になって思い至りました。(一応サインをもらうべきだったｗ！)
エンドロールで知りましたが、音楽は上原ひろみさんだったんですね。素晴らしい音楽体験をありがとうございました。音楽の玄人の友人に言わせると、音楽が上原さんっぽ過ぎて本編が入ってこなかったと言っていましたが、そんなことが邪魔になるくらいなら、詳しくなくて良かったです。
※音楽玄人の友人みたいなことを言うとすれば、キャラの３Dモデルだけは少し気になっちゃったｗ。
自分が一生懸命になっていることを純粋に信じられる人って、どれだけいるでしょうか。熱い想いを、どれだけ押し通せるでしょうか。
自分は18歳ではないですが、心を燃やして頑張りたいなと思えました。
