ぎょうざかしゅうまいか

BLUE GIANTのぎょうざかしゅうまいかのレビュー・感想・評価

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
4.5
「俺は世界一のジャズプレイヤーになる」

◆あらすじ

ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた高校生の宮本大。雨が降ろうが雪が降ろうが、河原で毎日テナーサックスを吹き続けていた。
高校卒業を機に上京を決意。知り合いは誰もおらずお金もない大は、高校の同級生、玉田俊二のアパートにお世話になる。
ある日訪れたライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト、沢辺雪祈と出会う。大は雪祈を誘い、二人はバンドを組むことになる。そこへ大に影響された玉田がドラムを始め、三人はJASSを結成する。
3人は、日本一のジャズクラブSo Blueに出演することを目標に掲げ、 必死に練習を重ねていく。 JASSの運命はいかに!

◆感想
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楽器をしたことがある人なら誰もが共感できる場面や心情が描かれている。
もちろん、楽器をしたことがなくても、何かに打ち込んだ経験があれば、思いを馳せることができるだろう。

ストーリーも素晴らしいがそれ以上に
演奏が秀でている。
心を奪われる演奏はまさに圧巻である。
すばらしいポイントはいくつもあるが
とにかく、演奏だけでも見る価値がある。

ただ、メンバーの成長を感じながら
一つ一つの演奏を聞くことでより
感慨深くなるので、じっくり視聴してほしい

映画があまりにも面白かったので漫画を1から借りて読んだ。
映画は大が上京するところからだが、漫画はそれ以前も描かれている。
私のように映画で初めて知るといった人でも存分に楽しむことができるので安心してほしい。

傑作である。
映画館で見たが、小さいスクリーンだったので、欲を言えば大スクリーンで見たかった。

2023.66作目