ぎょうざかしゅうまいか

箪笥<たんす>のぎょうざかしゅうまいかのネタバレレビュー・内容・結末

箪笥<たんす>(2003年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「その扉に隠された秘密」

◆あらすじ
韓国ソウル郊外の一軒家に、スミとスヨンの姉妹、父が帰ってくる。
姉妹を美しくて若い継母ウンジュが迎えるが、 新しい母に姉妹は嫌悪と警戒心を抱いていた。
その夜、スヨンは何者かの気配を感じ怯え、スミは亡き母の悪夢を見てしまう。
それ以来、家の中では怪奇なことが起こり、、、

◆感想
――――――――――――――――――――

病院?
ドクターによる問診から始まる
うつむく女性、顔はわからないが青白い
過去を振り返るような、よくある始まり方

田舎に戻ってきた姉妹
軽快な音楽とともに手をつなぎ駆け出していく。
戻った家は、この家に何かあると感じてしまうほど異様に暗い。

部屋で荷解きしていると
机に全く同じ日記帳があったり、
箪笥に全く同じ柄の服がかけられている

妹は存在するのか?
過去に囚われてるのか?
新しい母は存在しているのか?
など
中盤までで脳内で憶測が飛び交いまくる



ラストに繋げるために張り巡らされた伏線
張り巡らされているがラストを見ないとわからないような構成になっているため、予想することは難しい。
様々な憶測をさせるためか、あえて説明されないストーリーの展開に退屈さを感じてしまった。

よくあるパターンなので、ある程度予想できるが、場面ごとの繋がりや時系列など分かりにくい。

と評価は低かったが
ラストはかなり面白い。

個人的には好みではないので
見返そうとは思わなかったが
おそらく見返すたびに
気付かなかった伏線に気付いて
はっ!とする映画だろう

本当の恐怖は
忘れたくても消したくてもできないこと
一生つきまとう生霊のよう
一生後悔する瞬間
恐ろしい

2024.22作目