瀬々敬久監督に惹かれて。個人的に「護られなかった者たちへ」を配信で観て、しまった！これは劇場で観ればよかった…(めっちゃ良かった！！)と思ったので本作も劇場まで足を運ぶか、かなり迷った案件でしたが金欠で…でも結論からすると、これはWOWOWでよかった。日曜のW座じゃなくて、土曜(メガヒット劇場)にやっている理由がよくわかった。まさにTBS大作系です。
これ、実話ベースなんですよね？
前半は物凄く良かったんですが、展開が進めば進むほど、脚色感が強く…そこが大作に成り下がっちゃったな、という感じで、残念だった。
個人的には瀬々監督で行くと「糸」系のほうかな？と思います。
でも、どれも(本作も護られなかった者たちへも糸も)脚本が林民夫さんなんですよね。うーん…合うのか合わないのか、よくわからん。。ちなみに「太陽は動かない」は好きです。「永遠の0」は観ていません。
南極物語って、TBSですか…？え！フジですか！！
知ってる世代は絶対浮かんだと思います(笑。追記：でも実話なんですね！レビュー読んで知りました…(驚)どこまでがなんだろう？救出まで全部？笑っちゃって大変申し訳ありません)
あと、バンクーバーの朝日。あれもフジじゃなかったでしたっけ…？
後半、TBSの周年作品か何かかと思いながら観ていましたが、違ったんですね…なんか寄せ集め感が凄かった。。
北川景子さん、お顔が大好きなんですが、この役はめっちゃ難しいと思う。。どうやっても嘘くさくなる…
ラストでようやく、持ち直した感がありました。
途中、何であんな演出なんだ！と若干御立腹(いやウケちゃった)で観ていましたが、これ、プロデューサーさんが「抱きしめたい -真実の物語-」の方なんですね。だからか…妙に納得。あれは北川さんのオーバーリアクションが良い作品ではなくて、まさに真実っぽい、ドキュメンタリーテイストだから良いのだけれどな…本作とはちょっと違うような？
ちなみに「青夏 きみに恋した30日」のプロデュースもされていて、ミセスはここからか！と思いました。(まあ繋がりあるところから引っ張ってきますよね…私はミセスが好きで、主題歌が本作を観たいと思った理由の1つでもあるのですが)
観終わって、フィルマで原作者の方の作品リストを確認したら、本作はかなり昔にドラマ化されているのですね。そちらのレビュー(1件だけありました)を見て初めて知ったのですが、寺尾聡さんが主演だったんですね。なるほど！でした。(これもフジか。。何でフジを連想するものばっかりなんだ…)
妙に評価高いのはアイドル作品だからか！と途中で気づきましたが(いやニノはよかったです！)、そういうことではなかったんですかね…？
キーになっている設定はめちゃめちゃよかったと思うのですが(おそらくそれがノンフィクションの部分なのかな？と)、それを盛り上げる為に色々着飾りすぎたのが(誰が誰に、とか。前段を踏まえて内容が呼応しすぎ)、自分的にはイマイチ微妙でした…ドラマティックにしすぎると嘘くさくなっちゃうというか、真実感が薄れてしまったように思う。
もっとシンプルでよかったんじゃないかな？
(って、すべてが実話ベースでしたらすみません！！)
総じて、悪くはないんですけど、格別良くもないというか…
とりあえず、自分にはあまり合わなかった。
(大義の為に、みたいなところはあまり引っかからず素直に観れたけど。個人の為に、もあるから、その両方を兼ね備えている…)
奥野瑛太さんとか酒向芳さんとか(ここ最愛チームだな！偶然か？TBSだけど)中島歩さんとか山中崇さんとか、ほんと一瞬だけ出てくる人がめっちゃ豪華だった…奥野さんに「どこにでも出てくるで賞」を贈りたいです(笑)
