ともぞう

ラーゲリより愛を込めてのともぞうのネタバレレビュー・内容・結末

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

シベリアに抑留されたある兵士が、絶望的な状況の中、周囲の人々を励ましつつ妻や子供達に会える帰国の日を夢見る。結局は帰国は叶わず、シベリアで喉頭癌で亡くなる。戦争が終わったにも関わらず、10年以上も極寒の地に抑留され、亡くなった方が沢山いた事実に胸が苦しくなる。涙も出るし、感動もする。もちろん悪い映画ではないのだが、惜しむらくはやっぱり配役が違ったような気がする。

〈あらすじ〉
第2次世界大戦が終結した1945年。シベリアの強制収容所のラーゲリ(収容所)では、ソ連軍の捕虜となった山本幡男(二宮和也)をはじめ60万人を超える日本軍兵士たちが収容されていた。わずかな食料しか与えられず、零下40度という過酷な状況下で重労働を強いられる仲間たちに、山本は日本で待つ妻と子どもたちのもとに帰るという強い希望を持ち、「生きる希望を捨ててはいけません。帰国の日は必ずやって来ます」と訴え続ける。山本の信念と仲間を思う行動に勇気づけられる捕虜たち。8年後、山本のもとへ妻からのハガキが届き、帰国の日は近いと感じる山本だったが、その体は病にむしばまれていた。
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