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デューン 砂の惑星PART2のつぐみのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
3.6
ドラゴンボールの第21回天下一武道会で悟空がジャッキー・チュンに敗れて、また旅立つことになって「これまで5年に1回の開催だったけど、次回からは3年に1回になる」って亀仙人が言った時、「んなことあるぅぅぅぅ??」ってめちゃくちゃびっくりしたのが、その当時はまだその言葉を知らなかった「ご都合主義」って概念を人生で初めて知ったときだと思う。そんなことを考えながら鑑賞して終映後スマホ取り出したら鳥山明先生の訃報を知りました。
ご都合主義とは申し上げましたが、文字通りジャパニーズポップカルチャーの偉大なるレジェンドであることは全く否定しません、ご冥福をお祈りします。いまだに「スラムダンクで流川が好きなやつはDBではベジータが好きで幽白なら飛影が好き」とかしょっちゅう言っててすみません!!私は未来から来たトランクスが好きだけど一番好きなキャラはミスターポポです!!


毎度なっげー前段だけど、グラシネIMAX先行上映に喜び勇んで行ったものの、「そんなことある??」が多すぎて、これって原作の問題なのかなあ?(未読なので)って首を傾げました。
相変わらずシャラメは美しい、プレミアの時のメイン4人(シャラメゼンデイヤバトラーピュー子)の「標準的な美男美女のはまた違うけど半端じゃない華やかさ」に目がくらくらしたものです。バトラーのフェイド・ラウサ、メカニカルアニマルズあたりのマリリン・マンソンぽい…とおもてたらマンソンもまた活動再開してましたね、タイムリー。

やーーでもやっぱ「何でそうなんの???」が多すぎる気がする。166分も尺があるのに、急展開なところが多いのはアンバランスで心地悪さや感じてしまった。そういうとこが映画としてマチュアじゃなくてストレスを感じる。
ポールがフレメンからの支持を獲得するのを時間を割いてくれたらもっと気持ちも高揚するだろうし、最後の決闘でラウサが「俺が行く」みたいな鶴の一声、ここに民主主義はないのか??(ないだろうけど)ってもう少し全体の総意とかないの、しかもタイマンって😂
いちいち突っ込んでたらキリがないんだけどほんとジャンプの漫画みたいでさあ…
漫画っぽいといえば、チャニの膨れっ面も桂正和作画っぽい感じだったな、ゼンデイヤほど笑顔よりも膨れっ面に魅力が宿る人いない、希少。

とはいえ、体験として考えると十分価値はあって、サンドワームに乗るのはやっぱアガります。でも、総合的に映画として評するなら、私の好みではない…
ヴィルヌーブ、このトリロジーが終わったら、また初期のような作品をとってほしい。
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