みゆう

デューン 砂の惑星PART2のみゆうのネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

チャニかわいそう!!!しか、出てこなかったラスト。このままパート2で終わったら、かわいそうしかない。今回のパート2だけで言ったら、ポールのキャラが好きに思えなかった。ちょっといろいろツッコミどころというか、何かいろいろありすぎてうーんって言う感じだった。

まず、時間内に収めようとして、結構駆け足で、いろいろストーリーが進んでいったから、展開早いなっていうのは思った。

ポールとチャニが恋人同士になるけど、その過程もなんか早かったよね。何か最初のほうは、チャニは余所者は認めないって考え方が強かったようだったのに、そのちょっと後のシーンでは、ポールと恋人になってて、特にそんな盛り上がるシーンとかないのに、どうしたらそこまでお互いに好きになれる?って感が強かった。それで、ポールはずっとチャニのこと好き、一生愛するって言ってたくせに、皇帝の娘をチャニの目の前で娶るとか言うから、そりゃチャニは怒るよね。もちろん、自分の復讐劇に巻き込まないよう愛ゆえの行動で、皇帝の娘との結婚も、今後の戦略的・政略的なもので、おそらくパート3でその辺の回収するとは思うけど、あの部分だけ切り取るなら、そのやり方は無いわー。せめて裏で進めてくれ。

今回のポールは、割と敷かれたレールの上を歩いてるだけの自分の意思ないやつみたい。息子を予言の通りにするために動くお母さんの思惑通りに動かされてる感。自分で考えて動いてるように見えて、まんまと動いちゃってる感があったように思う。

ガーニイは、パート1を復習せずに見たから、忘れちゃってたキャラだった。なんかいたような気がするけど、出てきた時「これ誰だったっけ?」てなった。1のキャラなら、ダンカンに生きてて欲しかったなぁ。

ハルコンネンはあっさりやられ過ぎ。浮くための風船みたいな機械を壊されてから動けなくなったところをあっさり首刺されて、なんか1ではすごく醜悪なラスボス然としてたのに、あっさりクビにされて物語から退場させられた感。もうちょっと戦わせてやれよ。周りもポールに殺されるところを誰も助けないし、見てるだけかよ。甥っ子も見てるだけで殺されたらしょぼんってなっててウケる。

ほんと、このまま終わったら、チャニ可哀想だね、で終わる映画になってしまう。

サンドワームが出てくるシーンはどれも良かった。迫力あって好き。ポールがフレメンとして認められるための最後の試験で、サンドワームに乗るシーンは、気持ちよさそうだった。操縦者目線でのシーンが爽快。サンドワームシーンはどれも良かった。あと、最初のハルコンネン側との戦闘シーンも。ハルコンネン側が宙に浮いて岩山登るところも楽しそう。そのあとヘッドショットで次々やられてくところも気持ちいい。

パート3はやってくれないとチャニが救われなさすぎるのでやってもらわないと、と思う。

あと、ポールのお母さんが実はハルコンネンの娘でポールもハルコンネンの孫だったっていうのはかなりの衝撃シーンのはずなのに、何の衝撃もないシーンでポール自身もあっさり受け入れちゃってるから、全然衝撃に感じられなかった。

アトレイデス家とハルコンネン家の対立が主軸だけど、途中から結局ハルコンネン家の本家と分家の争いじゃんってなった。

妹もまだ産まれてないし、伏線張りまくりなので、パート3はやらないとダメでしょ。
みゆう

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