地下からきました

デューン 砂の惑星PART2の地下からきましたのネタバレレビュー・内容・結末

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

圧巻の映像と重厚音が織り成す分厚いマリアージュ。
登場人物の衣装が奇抜ながら、美しいduneの世界観を表現している。

序盤の、ジェシカが苦しむ表情や、ポールの雄叫びなど、俳優の真に迫った演技が大画面に映るたび強烈で「砂虫突進」などより迫力が凄いと個人的には感じた。

フレメンが地中から這い出してくる時の砂埃にゾワゾワして、砂嵐から何が出て来るか分からない緊張感にドキドキする。

フェイド=ラウサの見せ場である白黒の決闘。キショイ花火と相まって印象に残っている。もっと活躍してほしかった。

正気だった頃のママが好き。でも終盤に教母をねめまわしていたシーンはまさかの立場逆転で面白かった。
スティルガーとポールの関係性の変化。
ダチのこと信じてるぜ!だったのがリサーン・アルガイィヴッ!!に変わってく様は信仰により、人間味を失いながら人間的になっていく怖さがあった。

勝ったのに不穏な終わり方…。ポールはどんな未来を見ているのだろう。
チャニが今後の鍵を握りそうである。
前作の予兆で出た金ピカポールは次作で出るのか?

Part1が余裕を持たせた間があったのに対し、Part2は見せ場の押収で、両作品ともいい意味で時間が長く感じた。
好みが別れそうではある。
前作ほどの斬新さを感じられず、個人的にはPart1の方が好き。