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ウーマン・トーキング 私たちの選択のbowcatのレビュー・感想・評価

3.6
人は時々、泣きたい分、激しく笑う

ある村で行われてきた連続暴行事件
そこはアーミッシュのような集落
実在の2020年がモチーフと驚く
女性たちは読み書きも出来ず
教育を受けさせてもらえなかった
そして暴行を受け孕ませられていた
そんな彼女たちが立ち上がる物語

赦すのか
戦うのか
去るのか

彼女たちの3日間の話し合いで終始する
会話劇なので映画的ではなく退屈かも
でも、時間を感じず観終わってしまった
やっぱり女優さんたちの名演のおかげ

内容はフェミニズムとキリスト教

キリスト信者ではないのでピンと来ない
彼女らにとって神はイエスであり
赦しを請うものだから

日本人にとって神は全てのものに宿るもの
八百万であり一神ではない

あとフェミニズムも違うと思う
日本では権利権利とひとり歩き
権利には責任が伴う
そこは語られない日本には憤りを感じる
だから無責任な権利が日本には横行する

アメリカと日本は文化の根底が違う
日本ではこの映画はヒットしない
フェミニストだけは喜ぶかも…

彼女たちの下した答えは
権利のために下した答え
その後の責任も自分たちが負うことになる
とても潔い答えだった
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